警部補ダイマジン

警視庁捜査一課のエース刑事にしてダイマジン(大魔神)と呼ばれる台場陣は、法で裁けぬ未解決事件の犯人に、自ら手を下していた。未解決事件の真犯人である元警察庁の重鎮・天羽大を殺害したのだが…。

警部補・台場陣は賀来さくらから、日本の政界・財界・警察組織をも牛耳っている巨悪は、旧帝国陸軍が秘密裏に創設した秘密結社「44」だと聞かされる。台場が処刑した天羽大は、その幹部であった可能性があった。

平安才門の捜査により、自分たちの命を狙う秘密結社「44」の殺し屋・市川孝蔵が、元国会議員・桜庭紘一の秘書をしていたこと、現在も議員会館に出入りしていることが判明。台場陣らは「44」の影響力に衝撃を受ける。

わなにはめられ、暴行容疑で逮捕された警部補・台場陣の窮地を救ったのは、台場を尾行していた捜査一課の刑事・七夕夕夏だった。七夕は、いまだに台場への疑いを払拭し切れないまま、台場たちと手を組むことに。

元警察庁の重鎮・天羽大変死事件の再捜査が始まり、警察は犯人と疑われていた河本住男を取り調べる。しかし、特命捜査対策班のメンバーは河本を犯人に仕立て上げるのではないかと考えていた。台場陣は葛藤し…。

秘密結社「44」の殺し屋・市川孝蔵（矢柴俊博）に刺され、特命捜査対策室の室長・平安才門（向井理）は、入院を余儀なくされる。そのうえ、市川にも逃げられてしまい、がく然とする台場陣（生田斗真）…。しかも、勝手に連続幼女誘拐事件の被害者宅の張り込みをした挙げ句、平安が刺されるという大失態を犯すことになった特命班のメンバーは、捜査一課の監視下に置かれ、身動きが取れなくなってしまう。台場は、動けない自分に代わり、捜査一課の刑事・七夕夕夏（土屋太鳳）に、市川の捜索を依頼する。

秘密結社「44」が何人もの人を殺してまで必死に探しているのは、国を揺るがすほどの機密事項が記された“議定書”のデータだった。しかもどうやら「44」は、警視庁特命捜査対策班の警部補・台場陣（生田斗真）が天羽大（宅麻伸）を殺害した際に、そのデータを盗んだと考えているらしく…。

特命捜査対策班の警部補・台場陣（生田斗真）は、牡丹則行（浜野謙太）が殺された原因は平安才門（向井理）にあると疑い、激しい怒りにかられる。公安部の理事官・百鬼行人（高橋克典）は、秘密結社「44」を強く憎んでいる平安に限ってそんなはずはないと諭すのだが…!?もはや誰も信じられなくなった台場は、拉致された刑事・七夕夕夏（土屋太鳳）は自分が助ける、とひとりで特命班の部屋を飛び出して行く。その場に残された賀来さくら（シシド・カフカ）は、牡丹が「44」に情報を流していたことを知り、がく然。ショックを受ける彼女に、平安は「牡丹さんはいいように使われていただけ。44のスパイは私だったんです」と、衝撃の告白をして…!?